©Arne&Carlos
英語ができないのに英語の動画を観て内容を書くという試みがすっかり中断していたが、しばらく投稿していないなと思い出したので次の動画を観てみた。
●Knitting, Home, Garden and Lifestyle - by ARNE & CARLOS
……YouTubeチャンネルの宣伝というか、CMみたいな動画だった。
要は「編み物やガーデニング、ライフスタイルなどのヒントも紹介します」という内容なのだけれど("we give you tips and inspiration" って自然な日本語に訳すの難しい。ニュアンスはわかるんだけれど)、現時点で15番目くらいに再生回数が多い。なんでだろう。
父親が植木をたくさん育てている環境で育ったので、アルネ&カルロスのガーデニングの動画や写真を見ると、この人たちはどんな環境で育ったのだろうと思うことがある。うちの父親は福島県相馬市の農家で生まれ育ったが、植物への距離感が彼らとはなんとなく違うような気がするのだ。
たぶん「きちんと手入れをして愛でること」がガーデニングというもので、うちの父親がやっていることはガーデニングではないと思う。じゃあなんなのかというと、わからない。
ただ、植物が当たり前に存在しているところで育つと、植物がない環境に物足りなさを感じるのかなと思う。だからベランダもしくは庭は常に植木でいっぱいだし、休みの日には必要な手入れをする。変わった植物にも関心を持つし、食べた果物の種を試しに埋めて発芽させたりする(ぶどうを結実寸前にまで育てたのはさすがに驚いた)。
植木鉢を選ぶ基準はデザインではなく大きさや形状なので、魚を入れるような発泡スチロールの箱や100均の鉢も使う。まずそこからしてガーデニングではないだろう。剪定も、きれいに見せるというよりは直感で手入れをしているだけだと思う。要するに、植物の生育に必要なことしかしない。
どういうわけか、それはわたしにも受け継がれてしまっている。鉢選びにちょっと凝ったりする点は違うと思っていたけれど、最終的に「普通の素焼きの鉢がいいな」と思ったりしているので今はホームセンターでシンプルな鉢を買っている。
まだ父よりは趣味として植物を育てているつもりでいたが、結局、気がついたらベランダに植物をずらっと並べているのが当たり前になっていた。手入れも最低限しかしないし、並べ方は見栄えではなく、大きさや日光の適切な当たり方などに合わせた並べ方である。
なので最近、父とどう違うのかよくわからなくなってきた。はっきりしているのは、わたしがやっているのは間違いなくガーデニングではない、ということだ。
最近、久し振りに新しい植物が欲しくなった。ユーカリである。近所の洒落た植木屋の店先に小振りの鉢で売られているが、残念なことにわたしも父と同様、植木をやたらと育ててしまう。
いや、まだ父は生育のコントロールができるのでいいのだが、わたしは雑貨屋で買った小さな鉢の植物を何倍もの大きさにまで育ててしまうので、この小さなユーカリは最終的にどのくらいの大きさになるのか。というか、ユーカリって木だよな。
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