つい編みやすい靴下に逃避して完全に放置状態になっていた半袖プルオーバーの現在。
うしろ身頃の、模様編みが始まる手前のところまで編み終えた。次の段からは肩まで模様編み。まず増減なしで20段、そのあと袖ぐりの減らし目が始まる。 詳細編み図があるといっても袖ぐりは片方だけだし、図が同デザインの他の作品と重ね合わせて描かれているので、初心者であるわたしには襟ぐりの減らし目の線がどれなのか判別できない。
だからどの線に従うべきなのかを知るためには割り出しの解読が必要になる。
が、日本ヴォーグ社の書き方と違っているみたいなので、この編み図ではどういうルールなのかを解読する必要がある。編み図が掲載されていた雑誌の出版社は実業之日本社。以前参考にしたブログ記事には、この出版社の名前は挙がっていない。
というわけで、今回の場合の詳細編み図は「これを見てこの通りに編めばいいもの」ではなくて、「日本ヴォーグ社のやり方とは違う割り出しの書き方を解読するための手がかり」でしかない。
載っていない方の袖ぐりの図は一から書かなきゃわからないうえ、しかも今回は模様編みなので、減らし目部分で模様がどうなるのかも併せて書いておく必要がある。上図のように不要な線がごちゃごちゃしているのは間違える危険性をはらんでいるので、要するに、簡易編み図しか載っていない場合と同様に、ぜんぶ書き起こすしかない。
……あと1年くらい経ったら、編む技術よりも「要点をおさえた詳細編み図の書き方」が上達しているんじゃないかと思えてきた。簡易編み図よりも詳しいが、詳細編み図よりもページ数が少なく済む、という自分向けの編み方説明書を考案しそうな気がする。
それはそれで喜ばしい。でも何か方向性がおかしい気もする。
本来なら「簡易編み図しかない作品をふたつ編めた」という自信を持っていていいはずなのに、詳細編み図があったらあったで役立てられないという妙な事態になっている。
簡易編み図を詳細編み図に書き起こさないと編めないのはまあ珍しいことでもないと思うが、詳細編み図を書き直さないと編めないってどういうことなんだ。作品の選び方がまずいのか?
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