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アフガン編みの扱いとは

 よく似ているけれど用途の異なるもの。
 ところで、このかっこいいブランケットはとりあえず1年計画である。来年の寒くなる頃までに完成させるつもりだ。
The

The "Enjoy Yourself" blanket pattern by Martin Up North

The pattern includes a chart, photo tutorials and videos.

 確か作者は4か月くらいで編んだと書いていた記憶だが、自分の場合、慣れない編み方で編むことになるのでもっと時間がかかると見込んだ。

 というのもこの作品、分類は "crochet" だが編み方はアフガン編みである。アフガン編みっぽいかぎ針編み、ではなく正真正銘のアフガン編み。Instagramで編んでいる動画を見たときに「アフガン編みっぽいな」と思ったが、アフガン編みの編み方を読んだら同じだった。
 日本では編み物は「棒針編み・かぎ針編み・アフガン編み」という3種類に分かれているが、海外ではアフガン編みはあくまでもかぎ針編みの一部ということなのだろう。"Tunisian crochet" だもんな。

 しかし個人的には納得がいかない。
 というのも、アフガン編みは一般的なかぎ針の長さでは足りない場合もあるのだ。現にハマナカが販売しているアフガン編みの針はかぎ針よりずっと長い(最初に載せた画像の左端がハマナカ製品)。

 棒針は編むものの大きさを考慮して長さがいろいろあるのだろう。他方かぎ針は、編み方の都合上あの長さなのではないだろうか。編み針にかかる目は基本的に1目で、手で持ちやすい長さも併せ考えたらあの長さになったのではと考えている。

 で、アフガン編みは編み針にかかる目数が2目以上なのだから、かぎ針の長さで足りる場合もあれば足りない場合もある。必ずしもかぎ針で事足りるわけがないのだし、そもそも編み方自体が異なるのだから、かぎ針の一種というのはどうも納得いかない。
 ちなみにアフガン編み針は、棒針のような付け替え式もあるそうだ(輪針のコード部分に目がかかるので、編み針よりも長い幅の編み地を編める)。

 日本語でいう「編み物」が海外では「棒針編み」と「かぎ針編み」ときっちり分けられているのに、なぜアフガン編みだけ扱い方が逆転しているのか……
 棒針とかぎ針をミックスしたような編み方と紹介されることもあるアフガン編みだが、間違いなく棒針編みやかぎ針編みの一種ではなく、独立したものだと思うんだがな。