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減りを実感できない

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 複数の作品を並行して編むと、最終的に次々と完成することになる。

 という思いから編み散らかしに挑んでいる。のだが、どうしても一点集中になりがちで「次々と完成」という仕儀にはならない。今のところ「編みかけのなかから一点ずつ順に完成していく」という具合だ。これではおもしろくない。

 もしかしたら前提が間違っているのかもしれないが、まあ、どうであろうと今後も編み散らかしていきたいものだ。ただ、作品が編み進むことは確かに嬉しいのだが、準備した毛糸がどんどん減っていく様に喜びをおぼえる傾向が強すぎるような気がしなくもない。

 というわけで、巨大ブランケット。
 だいぶ大きくなってきたので広げて撮るのが難しくなってきた。今のところの大きさはというと、半分に折った状態で40cmくらい。
 つまり全体の長さは80cm程度。最終的には2mになるので、長さとしては半分までもう少し。でもパターンを読むと100分の17くらいだ。縁編みも含めると……進捗率10%くらいなのかなあ……
 まあいいや。1年かけて編むつもりだから、今年の10月頃までに淡々と進めていこう。

 乏しい進捗率であっても、目の前には長さ80cmくらいのブツがあるので満足度は高い。「だいぶ編んだな」というちょっとした満足感がある。
 ここまでくると、さすがの100gの毛糸玉もさぞへなへなになっているだろうと思うのだが、どういうわけかそうでもない。
 確かに、だいぶへなへなではある。糸玉の穴に指を突っ込んで確かめると、厚みはだいぶ薄くなっている。でも思ったより減った気がしない。
 これ、いつになったらきちんと減るんだろう。