以前編んだオレンジのアームウォーマーが、グレー系のコートに合わないという問題。
違う系統の色のものを編むことが解決策であると考え、この靴下の余り糸を使うことにした。 モノトーンなら間違いないと思うけれど、ちょうどいい糸が手元にない。だからこの青にグレーを混ぜたような余り糸を使う。余りだし。持て余しているし。 という発想はこの先、カラーバリエーション豊富なたくさんのアームウォーマーを誕生させそうな気がする。靴下よりも消耗のスピードが遅いであろうものを量産するのはいかがなものか。……将来は毎日のように着用して「いつもカラフルなアームウォーマーを着けている老人」というイメージをご近所に定着させ、どこに行ったかわからなくなったときの目印にするか?
元はPCケースを編んだ糸で、後先考えずに勢いよくほどいたので糸がやせてしまっている。だから靴下を編むときの2.5mmよりも細い棒針で編んだ方がよさそうだが、うちにあるのは2.25mmの5本針のみで、しかも金属製なのですべりがよく、2.5mmで編んだものと大差ない編み地が仕上がった過去がある。
なので前回のアームウォーマー同様、靴下のときと同じ道具を使うことにした。
しかし、問題発生。
ゴム編みの作り目をするとき、最初の3段のメリヤス編みは本体を編むより少し太い5本針で編むことにしている。というのも本体と同じ太さの棒針を使ったら期待通りの伸縮性を得られなかったがゆえの対策なのだが、今回はアームウォーマーなので最初から本体と同じ太さで編むことにした。
すると、作り目を終えたあとでミニ輪針に替えたら、いつもより円周が小さくてうまく編めなかった。
こうなるとゴム編みだけは5本針で編むしかない。ただし久し振りに5本針で輪に編むので、棒針の間の溝が生じてしまいそうな気がする。
棒針の間の溝については未だに解決策がわからない。うまく目立たないときもあるし、まるっきり駄目なときもある。どうやって目立たないよう編めたのか自分で理解していないので、再現できない。
どうすればいいのかしばらく考えていると、去年あたりにInstagramで見かけた投稿を思い出した。「新しい棒針で1目編み、その次の目に針を入れた状態で糸を引く」という方法だった。たぶん。
「たぶん」というのは、投稿の原文はスウェーデンかノルウェーあたりの言語で、それをInstagramの翻訳機能で訳したら前述の内容だったから。
翻訳を疑うのかと笑われてしまいそうだが、過去にこんなこと(※)があったので信頼できるはずがない。しかも原文の言語は微塵もわからないので確認しようがない。
でも他にいい方法も浮かばないので、試してみることにした。
まず1目は普通に編んで、次の目に針先を入れる。
で、この状態で糸を引っ張る。 それであとは普通に編む。 過去の靴下。向かって右の編みかけの真ん中と右端で、境目の溝が目立っている。これよりかはうまくいったような気がするので、今後はこの方法でやっていくか。 ちなみに本体のメリヤス編み部分ではミニ輪針で編めているので、メリヤス編みでもこの方法でうまくいくかどうかはわからない。またそのうち機会があったら試すことにしよう。
※余談だが、リンク先の記事を書いた時点では「クリスマス靴下のミステリーKALはやらない」と書いてあったわけだが、実際は「2024年のクリスマス靴下のミステリーKAL」が11月にあった。結局やったじゃん、と思ったのだがいま改めて原文をよく見ると「12月にクリスマスのミステリーKALはやらない」と書いてあるので、そうか、確かに12月にはやんなかったな、と妙に納得してしまった。
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