必要量が「1.3玉」とあるのに、どういうわけか模様編みの半分いかないうちに2玉がほとんどなくなったので編み直しているこのプルオーバー。
模様編み部分をきつめに編むよう意識しながら頑張った結果、これは本の通りの仕上がりは諦めるしかないと結論づけるしかなくなった。
模様は身頃の裾に7段(前後とも同じ)、袖に7段あるのだが、うしろ身頃の3段を編んだ時点で使った毛糸は13g。
本には25g玉が1.3玉必要と書いてあるのだから、全体では32.5g必要なわけで、このままうしろ身頃の模様をすべて編んだら30gくらい消費することになる。残り2.5gで前身頃と両袖の模様なんか編めるわけがない。
わけがわからず、編んだ部分で模様編みのゲージと比較してみた。本では20目40段であるのに対し、編んだ部分は22目で10cm、24段で5cmなので、単純計算で22目48段。
本のゲージ通りであれば身頃の模様編みは8gほどで編める計算になると思うのだが、ゲージが2目8段多いと必要な糸量が3倍にまで増えるものなのか……?
本の情報は正しいのか、と不安になる。1.3玉というのが100g玉換算なら合っていそうな気がしてくるし、そうなるともう一方の毛糸が40g玉で8玉くらいというのも怪しいと思えてくる。冗談じゃないぞ。廃盤だし似たようなものを探すのが難しそうな毛糸だ。
とりあえず、模様についてはもうこうするしかない。
幅広の模様を半分以下に減らしてなんとかしよう。ボリュームのある服で模様がたったこれだけというのはバランスが悪いと思うがしょうがない。 正誤表を検索しても出てこないし、もしかして1本どりの指定なのに2本どりで編んでいたか?と自分の見落としを疑ったが間違っていなかったし、編み地で目数を数えてみても本の指定と実際の使用量の大きな落差が理解できないし。
問い合わせれば解決するのはわかっている。
が、解決しても意味がないので問い合わせの労はとらないことにした。
本が合ってようと間違っていようと、この作品で使われている毛糸はどちらも廃盤なのである。どんなことが原因であっても足りなくて追加できないことに変わりはないし、指定ゲージに近い手加減で編んでも大幅に足りなくなるという現象は解決しようがない。
めんどくせえもん編み始めちゃったな……
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