改めて、編み直した白いタコ。
横から見るとこうなる。 指先から。 裏返すとこう。 作り目と続く2段の編み図はこうだ。 1段目は作り目。
2段目と3段目は、かけ目のあとに「表目・浮き目」の繰り返し。
というのを自分にわかるように書いてあるのだが、これを見ると通常の編み図がわかりにくいと感じる理由がよくわかる。
まず、段の進み方が上から下。実際に編み進むのは下から上なのに、手順は逆方向に書いてあるという……動作の方向と読む方向がちぐはぐなのによく混乱しないな。
それから、2段目の編み目の表記が裏から見た状態。これは納得だ。「図では表目だけれど実際は裏目を編む」というのは初心者には難しいし、それなりに編む経験をしてきた人でも苦手と感じる人はいそうな気がする。
ついでなので、まともな図を描いてみた。
裏を見て編む段を表から見た表記はこれでいいのか、まったく自信がない。たぶん間違っている。
というのも2段目の浮き目は、表から見たら表目になるのだから、2・4・6・8目めは「│」で表現するのが正しいのだと思う。でもそれだと実際の編み方とは異なるので、「浮き目で編むけれど表から見たら表目」を意味する記号が必要になるのではないか。そんな記号はわからない。
図の話はまあいいや。
で、まず袋編みの作り目を動画で確認。以前参考にした本には意味不明な図しか載っていないので、動画に頼るしかない。
●棒針応用編(2) 袋編み
動画では両端が表目になっているが、試し編みでは敢えて「最初が表目、最後は裏目」にした。というのも「増し目は段の最初でかけ目だな」と考えていたので、裏目で終わった方がいいような気がしたからだ。根拠はない。なんとなくだ。なんで最後を裏目にしようと思った理由は自分でもわからない。
※こうやって書いてみると変な気がしたけれど(かけ目をした時点で、裏目で終わったあとの目が表目になるような?)、結果的に変なことにはならなかったのでこのまま書く。
作り目が1段目とすると、次の2段目では最初の目をかけ目、そのあとは表目を編み、裏目は浮き目、を交互。
3段目でも最初はかけ目、そのあとは表目を編み、裏目は浮き目、を交互。
これで両端に1目ずつ増えたことになるので、あとは増減なく袋編み。段の最初は浮き目、そのあとは表目を表編み、裏目は浮き目、を交互に編む。
試し編みの仕上がりを見るとこの手順でよさそうだ。ただし実際の指の先端では毎段で増し目をしているような気がするので、もうちょっと考えなければ。
ちなみに作り目は「指でかける1目ゴム編みの作り目」でやった。
動作自体は難しくなかったが(要は裏目にあたる部分を、通常の「指でかける作り目」を鏡に映したような動作でやればいいと解釈)、指でかける作り目ほど苦手なものはない。
なので、一応なんとかしたが、指にはめて写真を撮る前に作り目部分を棒針の先でちまちま引っ張ってきれいに整えた。引っ張りながら「最後はどうなるんだ」と思ったけれど、目のゆるみを作り目の糸端方向に引いて整えていくような感じだった。なるほど、こうすれば作った時点ではひどくても修正がきくのか。
次は指先の数段で毎段増し目をするのをどうやるかだ。これはそう簡単にはいかないような気がする。
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試しておいてなんですが、たぶん普通は手編みでこの発想しないんじゃないかなぁ……(´∀`; )
大量生産の手袋だから指先から編む仕様なのでは?と思います。機械の場合は5本の指先を最後に始末するより、手首だけで糸始末する方が効率がよさそうかなとか。市販の靴下もつま先から編まれているような感じなので、機械はメリヤスはぎできないのかなと思ったり。
あ、でも毛糸の量がぎりぎりの場合はつま先から編む靴下同様、手首のゴム編みの長さを……っていう話は聞かないな……
すごいです。
靴下でつま先から編めるんだから、手袋も指先から編んでもいいと思うのですが、その発想、なかったです。(#^.^#)