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編む手が止まらない

 かぎ針ケースを編むのが楽しく、連日のように夜更かしをしてしまっている。毛糸を引きそろえたために編み目が見づらいのだが、ポケットができあがっていくのが楽しくてたまらない。
 そしてようやく10本分のポケットができたので、かぎ針を入れてみた。
 おお。壮観。
 唯一の両かぎ針である7/0号はどうやって入れるか検討中。ポケットがかぎ針にぴったりなので、どうしても出すときに引っかかってしまうのだ。
 どのくらいぴったりかというと。
 逆さまにしても落ちないという。これは布製のケースではできないな。

 引きそろえた毛糸のおかげで編み地がわけのわからない彩りになっているけれど、ケースの外側は一応、長編みが交差する模様編み。
 「よくわからないけどなんか模様になっているな」という感じである。なお、初めて長編みを交差させて編んだがこれはなかなか楽しかった。

 まだ外側は片面(半分)しか編めていないが、この時点で編み地はけっこうふかふか。すべて編んだら厚みもそれなりになりそうである。すなわち、編み針の保護という意味では心配無用。もっと早く編み始めていればよかったな。

 使用している毛糸はグラニースクエアのキットの余り糸だが、黒が足りなくなってきたので母から受け継いだこの毛糸を使うことにした。
 極細のウール100%というのはキットの毛糸と同じなので、たった25gで1玉しかないこれをどうするのかという問題が解決。
 ただ、さすがに古いものだからなのか、外側からとった糸がたまに切れてしまう。でもそこはウール100%という特性を活かし、糸端を軽くぬらして掌でごりごりより合わせれば済む。ウールはこういうことができるので楽だ。

 話は変わって、今年は初めてこういうものに行くことにした。
 正直、どういうイベントなのかよく知らない。「手芸用品や資材のマーケット」みたいなものなのか、サイクルモードみたいなイベントなのか。
 そう、こういう「なんとかショー」というイベントは自転車の祭典・サイクルモードしか行ったことがないのだ。あれはいろんなメーカーの多種多様な自転車がたくさん見られるし、なんなら試乗もできる。ヘルメットやウエアやグローブなどはもちろん、ギアだのタイヤだのホイールだのも山ほどあって、その奥深さにびびるという体験もできる。素人があんなに楽しめたのだから、マニアにはたまらないだろう。

 公式ホームページを見ても詳細がよくわからなかったが、とりあえず、サンキでいろんな手芸用品を見たときのような楽しみ方はできそうな気がしている。たまにはこういうのもいいだろう。