途中で手が止まっているあれこれを数え上げていたので書くのを後回しにしていたが、タティングレースは今こんな具合のところまできた。
どうしてくれよう……と思いながらこれを書いている。 右下のモチーフは、先日編んでいたものだ。
新たな挑戦 | ハチドリの記
己のレース編みの行く末をしみじみと考えてやや絶望的な気分になってしまったのはともかく、同様に困ったことになっているものはもうひとつある。 誰だこんなおもしろいこと考えた奴…… 今までとは違ったもので練習したいと思い、何かないかと思いながらだらだらとネットを徘徊していたら、ま...
完成直後は少しヨレっとしていたが、レース編みのドイリーのようにピンを打ってスチームアイロンをかけたらだいぶましになった。
外周のリングは適当にやったのに、こうして見ると意図的に見えてくるから不思議だ。ピコが少なくて直線的なブリッジが目立つデザインは、ピン打ちスチームで仕上げると見栄えがよくなるのかもしれない。 そしてもうひとつ、左上の大きいものは20番レース糸で同じデザインをもとに、少しアレンジを加えて編んだ。
目数は同じだが、外周のリングの一部をジョセフィンノットという編み方(8目)に変えた。なぜ8目かというと、他の部分で8目のところがいくつかあったのでなんとなく同じ数にしてみただけ。でも結果的にほどよい大きさになったので、数に困ったら他の部分と同じにしてみるか。 リングやジョセフィンノットはふたつ目のシャトルを使用して編んだので、最初に編んだものにくらべて頂点がそれほど尖っていない。が、ピン打ちをする前でもそれなりに角度がきつくなったので、これはもう数をこなさないと最適解を見つけるのは難しいだろうな。まあ。それは編み物でも同じだが。
どちらも、これまで編んだなかでいちばん気に入っている。ピコが減れば減るほどいい、という単純な話ではないだろうが、ピコ以外で表現される線が自分の好みに合うのだろう。外周のリングをすべてジョセフィンノットに変えたらどうなるか。野暮ったくなるか、更に好ましい造形になるか。
俄然おもしろくなってきた。それがどうにも困った。
確かにタティングレースは片手間というか、ちょっと空いた時間に少しだけ、ということがやりやすい。だが自分の性格は一極集中の傾向が強いので、これがおもしろくなってしまうとまた編みかけが進まなくなる。
デザイン的に向いていないのか?と悩んでいたので、ピコを減らせばけっこう自分の趣味に合うぞ、とわかったことは大変喜ばしい。なのに、困った。
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