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最後に着るものを編んだのは

 最後に着るものを編んだのは1年以上前だ。そのあと編み始めたポンチョ風プルオーバーは「ブランケットが完成したら続きを編む」と決めているけれど、こう暑くなってくると以前からの企図であるウールのポロシャツを編みたくなってしまう。
 今のところの計画(というかまだ妄想レベル)では、糸はダルマのスーパーウォッシュスパニッシュメリノあたりを使い、かなり昔に買ったユニクロのポロシャツに合わせて編む、という感じ。

 こんな雑な発想で編むために必要なのは、しっかりとしたゲージである。いつもなら編み図に記載されている標準ゲージに合わせればいいけれど、「前身頃には何目何段が必要なのか」というところから自力で考えなければならないので、下手すると裾を編み始めてから何度かやり直す羽目になるかもしれない。ゆるっとしたポロシャツを編む気など皆無なのだ。

 だから今のうちから試し編みをしてゲージをとり、それに基づいて身幅の目数を決め、実際に裾から10〜20cmくらい編むとどのくらいズレが生じるかを確認しておいた方がいいように思える。一般的に、ゲージをとっても実際に編むとズレが生じるというから、その差異をあらかじめ把握しておけばいざ編み始めるときに検証の手間が省けるのではないだろうか。
 このくらいのことならブランケットを編むことに支障は生じない。だから糸を買ってこよう、と思うが近場に件の毛糸を置いている店はない。

 先日、展覧会のついでにダルマ直営店に寄ったのはそれゆえである。
 メリノウールがなんなのかよくわかっていないが、とりあえずこれで試してみたい。ウール100%のノースリーブをうっかり縮めてしまったので、そのへんも考慮したうえでの選択である。
 夏用のものを編むので細い糸を使いたいと考えてもいて、そういう意味でもこの糸は推奨棒針が1〜3号なのでうってつけだろう。しかし、レース糸に慣れたおかげですっかり太さに対する感覚が麻痺しているため(致命的)、実物を見てもあんまり細いという気がしない。店頭のスワッチを見て「このくらいならいいかな」と判断したが編んでみたらどうなるか。

 ついでに買ったマーカーは、まあ、衝動買いである。ダルマピンをたくさん買ったのだから本来ならば買う必要は、少なくとも今のところは皆無だ。
道具も買い足した | ハチドリの記

道具も買い足した | ハチドリの記

 前回はソックヤーンを買い足してしまった話を書いたが、毛糸と同時に買ったものがある。  わたしはレース糸やレース本など特定の沼に顔から豪快に突っ込んでいるが、幸いなことに道具沼には未だ縁遠い状況だ。なにしろ、編み物にやる気を出した時点ですでに母から編み針などの道具を譲り受けていた...

 それでも買い足した理由は、ダルマのマーカーは細いと聞いたことがあったから。
 いま使っているプラスチック製のマーカーは、主にチューリップとクロバーラボのものである。
朱色と紺がチューリップ、その上の白がクロバーラボ、大きめの白がダルマ

 確かに細い。そして細いおかげで閉じやすい。
 ……細いものが必要ならばダルマピンで事足りるじゃないかと思うが、まあ、使ってみたかったんだからしょうがない。敢えてこのマーカーを買う意味があったと思える機会が訪れるのを待つしかない。



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