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注意が足りなかった

 間違えた。
 大きい方のシルバーっぽい差し色の配置を間違えた。正確には編み方の説明が誤っていたのだが、そんなの編みながらおかしいと気づくだろバーカ、と思う。
 お手本写真通りに色変えをしたのが小さい方だ。見た目の違いは一目瞭然。
 なぜ最初に大きい方を編んだとき、編みながら「なんか色の場所が変だな」と気づけなかったのだろうか。バーカバーカ。間違いをどうにか効果的なものにしようと悪あがきをしたら、途中まで編んだところでだいぶ気持ち悪い代物になってしまった。
 これまで何度か「明らかにおかしい色の組み合わせ」を模索してみたが、組み合わせだけでなく配置の仕方でもおかしなことにできると今回わかった。さすがにこれは気持ち悪い。このあと編み進めたら幾分ましになり……いや、それでもけっこうアレだ。引き上げ編みがわさわさ集まっていてかなり微妙だぞこれは。

 うーん。「周りを編めばましになるはず」という期待は危険だな。こういう変なことになった時点で直すべきだった。

 しかも次に編んだ小さいやつを見て思ったのは「そうだよこういう色の入れ方がいいんだよ!」。たくさん編んで次の段でほとんど隠れるという俺の努力はなんだったパターンにすっかり配色感覚(?)を支配されているという事実が発覚。びっしり編んだのにほとんど隠れるなんて……と呆然としていた過去が嘘のようである。
 それはともかく小さいやつの色の入れ方がばっちりだと思ったので、大きい方は配色がおかしくなったところまでほどくことが精神衛生にいいような気がしてきた。