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執拗にゴム編みの作り目テスト

2024/04/01
 もはや音楽鑑賞が編み物とセットになり、リズムをとりながら間違える。もう慣れた。


 変則ゴム編みの作り目テストのつづき。
 別鎖をすべて拾う方法でメリヤス編みを3段編んだのが上。
 下は昭和56年の冊子に載っていた「必要目数の別鎖から1目おきに拾う」という方法(1目ゴム編みの作り目)を参考にして、「表目になるところだけ拾う」というやり方を考えてみた。拾うといっても別糸をかぎ針で編みつけていくので、実際にやったのは「表目になる部分を編みつけ、裏目になる部分は編みつけずに鎖編み」である。

 変則ゴム編みでなければどちらでもいいような気がしたが、後者のやり方だと目の間にゆとりが生じたので、なんとなくだがこの時点でうまくいく予感がした。


 別鎖をすべて拾う方法は昨日までに2回やっているので先に済ませ、さて素人発想の応用をやろうとして、シンカーループを拾うタイミングについて疑問が発生。
 シンカーループは表目と表目の間にできるものなので(云うまでもなく、「シンカーループってそもそもどういうものなんだろう」としばらく考え込んだ)、今回の表目2・裏目1というゴム編みの場合、表目部分を棒針にかかっている糸で編むと、間のシンカーループが取り残される。
 そのまま放置したらどうなるのか具体的な編み地が頭に浮かばないが、変な結果になるのはうっすらわかった。

 ならばどうするか。わからないのでとりあえず今わかっていること(画像の上半分の黒文字部分)を書いた。
 必要目数を13目と勘違いして書いた図なのだが(編んでいて気がついたので編み直した)、まあ、これでも結論は出せたのでいいか。
 「K」は表目。裏目になる部分は別鎖から拾っていないので「_」、表目のすぐ下にあるように見えるシンカーループは「V」で表現した。

 図を書いてしばらく眺めていて、出てきた結論が色鉛筆の囲み。緑の囲みは表目部分とシンカーループを2目一度、水色はシンカーループを拾って裏目部分を編む、という。

 もちろん、実際にやったら勝手が違った。
 最後の表目にシンカーループはないぞ……。


 最終的にやったのはこんな感じ。
 この手順、何か覚えがあるなと思ったら、先日観た動画で紹介されていた操作だった。必要目数を拾ったら必要目数以上の目ができたときの。


 それはともかく、できあがりはこうである。
 上が別鎖をすべて拾う方法、下が素人の思いつき的応用。
 裏返すと見た目の違いがよくわかる。
 別鎖をすべて拾う方法だと端のところで糸が張っているような感じがあったのに対し、思いつき的応用の方はそういう感じがしない。

 ただし、小さな編み地なのでのび具合の違いは比較しにくような気がしなくもない。ので、いま編んでいる靴下(別鎖をすべて拾う方法)のもう片方は、思いつき的応用の方でやってみてくらべるとしよう。

 いつ完成するかな……