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10数年越しのあみぐるみ・その後

 だらけている自分をいいかげんどうにかしたいが、本日もほとんど寝て過ごした。睡眠リズムがなかなかおかしくなっているのは承知なのだが、まともな方に軌道修正する手がかりが見つからない。どうしよう。

 こういう場合、まずは小さなことから積み上げていくしかない。できる範囲のことからやっていき、最終的にそれなりの達成度を得る、というのは実は介護職として働く前に受けたヘルパー2級の勉強をしているときに学んだ。
 介護をうける人を支援する計画の立て方の基本は「長期目標と短期目標」の設定で、最終的にどういう状態になることを目指すか・そのためにまずはどんなことから取り組んでいくか、ということを、ご本人の状態や環境などを考えながら組み立てていく。

 長期目標・短期目標という考え方を学ぶまでは、わりと無茶なやり方をしてきたように思う。いきなり難しいことに取り組むのが常で、もしかしたらその過程でできることから取り組んでいたのかもしれないが、意識的にそうしていた記憶はまったくない。だから効率は悪かったと思う。

 しかし今となっては、この考え方にもとづいて計画するようになったのでそれなりに効率は良くなったと思うし、焦ることが減った。着手する前に全体をみて進め方を考えるので、何に時間を要するのか見当はついているし、難易度も把握できている。だから難しいことにぶつかっても、あらかじめ難しいとわかっているので焦らない。もし予想外のことが出てくれば、それを解決する短期目標を追加して全体を見直せば済む。

 そんなわけで、まずは小さなことから何をするか……これかな。
 今年のはじめに発見してから、足りないパーツを編んで綿とペレットを詰めるところまで進めておきながら、また放置していたという。
 あみぐるみは手足などを編みつける位置決めで悩むので、本当は編んだらそのまま一気に最後まで組み立ててしまうべきなのだが。ほんと、昔のわたしはなぜここで中断したのか。それまで中断したことなどなかったというのに。

 「小さなこと」と書いておきながら2時間くらいかかったが、とにかく、今度こそなんとかした。

 あれこれ悩むとはいえ、始めてしまえば楽しくやれるんだよな。でもあみねこを組み立てるのは本当に久し振りなので、微妙に仕上がりに不満がある。
 足の位置……。
 本来なら背筋がまっすぐになるよう座るはずなのだが、ちょっとしくじった。もっと前に編みつけるんだった。

 でも、これはこれでありだ。自分で編んだとはいえ思い通りにならなきゃいけないわけではなくて、こいつはこいつできちんと座っている。それに10年以上もの間バラバラ殺人状態だったのだから、自由に活動できる身体になっただけでもう充分である(いや、わたしがそう思っているだけであみぐるみ本人はまだ不満があるかもしれないが)。

 というわけで、存分にだらけていただこう。
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 本の出版元を確認したら、表紙の画像すらなかった。こういう扱いってどういうことなんだろうな。