仕事がさっき終わった。さっきって、21時半。在宅なのになんでこんな時間まで終わらないのか。
だというのに、猫は相変わらずだらだらしている。ずーっと寝てる。
ヨレヨレになった飼い主、というか編み主?が近づいてきたらようやく起き出して。 毛糸の切れ端を突っ込んだ瓶をほじくったり。
編みかけの靴下を得意げに履いたり(逆だそれは) そうだ、あみねこってこうやって遊ぶんだったな……。 いま編んでいるウール100%のノースリーブは、真夏用である。最高気温がもはや35度でも珍しくなくなった南関東地域でそんなものを着るのは正気の沙汰ではないが、一応、「大量の汗をかきやすい体質は、ウールの吸湿性と発散性によって冷房に対抗できるのか」という実験的な目的がある。妙な思いつきではあるが、わたしにとっては真面目なそして切実な取り組みである。そうじゃなきゃこんな大変なものは編まない。
この世に冷房が存在しないか、または電車の空調が昔ながらの首振り扇風機だけであれば、たぶんこのノースリーブは必要なかった。混雑した電車内で風向きが変わるわけでもない冷房で吐く寸前までガチガチに冷やされてしまうから必要なのであって、もし通勤で電車に乗らずに済むとか、身体が冷えてきたら上着を着られるだけの余地がある閑散とした電車を利用しているとか、冷房が直撃しない場所を選べるだけの余地がある電車を利用しているのであればこういうものは編まずに済んだだろう。
だから当然、このノースリーブは一枚で着ることは想定していない。この上に半袖のシャツを着る(仕事用の服は半袖のシャツと決めている)。仕事以外で混雑した電車に長時間乗る用事がある場合も、上に着るのはTシャツだ。
編んでいてようやく気がついたのだが、シャツの下に着るのであればできるだけ薄手がいいのはもちろんだが、とじはぎもない方が細身のシャツに適しているのではなかろうか。
そうなると、必然的に前後の身頃をひとまとまりの輪にして編むことになる。着るものを輪で編むというと、まず頭に浮かんだのがトップダウンでの編み方で、いきなり難易度が上がったように感じる。
トップダウンのセーターなどを編んだことはないのだが、襟からスタートして裾まで続けて編む方法だと、身体に合ったものを編むのは難しいような印象があるのだ。
まだ既存の編み図のサイズ調整などできないレベルで何をほざくかという感じだが、前後の身頃と袖を別々に編む方法であれば、一枚編んでみてから「ここはもっと細くしたいから目数を減らそう」みたいな調整がしやすいように思える。それを襟から続けて編む場合はどうやればいいのか、まったく想像ができない。
トップダウンの特徴やメリットなどを調べていたら、こちらの記事がわかりやすくまとまっていた。正しくは「とじはぎあり・なしの違い」だが、とりあえず平編みを組み立てる方法とトップダウンの比較として読むこともできるかと。
まあ、平編みで肩から編むというトップダウンも理論上はあるに違いないが……要するにわたしがトップダウンについてよくわかっていないから、この記事を「平編みとトップダウンの違い」として読んだというわけだ。くそ、頭がぜんぜん回らん。
これを読んで、自分の発想が洋裁寄りだから前述のように感じるのかもしれないと思った。はるか昔に家庭科の授業でパジャマとスカートを縫ったことがあるので、平面から立体に組み立てていく発想に馴染みがあるというか、ある程度のことは理解できているのだろう。まっすぐ縫えないし裁断すると曲がるけど。
家庭科ぜんぜん好きじゃなかったんだがな。だからなんにも覚えていなくてもおかしくないのに、ダーツがどんなものか覚えていたりするのが不思議だ。
だから全体を輪で編むのは諦めた方がいいかもしれない、と思ったが、ノースリーブであれば形状はわりと単純なのでなんとかならないだろうか。
襟からどう編めばいいのかまったくわからないが、裾から輪に編んでいって袖ぐり部分から前とうしろに分けて編み、肩のところはメリヤスはぎでつなげれば、縫い代にあたる部分をすべて平たく済ませられるのではないか。
とにかく編み物の基本やセオリーが未だに圧倒的に不足しているので、発想がいろいろ雑なのはしかたがない。上記の方法で編めそうだと思ってしまったので、次はこの方法で編んでみてもいいのではないか。
色違いの同じ毛糸があるので、いま編んでいるものが完成したら改めてサイズを確認して調整すべき部分があれば頑張って調整して、……棒針の調達もしなきゃなんないか。長いダブルポイントの棒針を5〜6本か、あるいは輪針か。考えることがいろいろだな。
もうなんだか内容が支離滅裂だがいったん今日はこれでいいや。書きたいこと書いた。
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