久し振りに理屈の話。
なんとなく編み地をU字に置いてみたけれど、実際は横にひたすら長い長方形だ。
編み図では模様編みはあと1セクションあるのだが、画像にある段数だけ編んだところで目的の長さになったのでここでおしまいにすることにした。
幅は編み図の通りの長さなのに、なぜ高さがけっこう違うのか。謎だな。まあ、このあとのセクションは長さを確認しながら編んでいくとしよう。
で、模様編みから無地の身頃に入るところで「173目を148目に減らせ」と指示がある。どこで減らせと書かれていないということは、テメエで計算してやれよ、ということか。25目をうまい具合に減らせって、なかなかだな。
こうなるとまた調べ物に何時間も費やす羽目になるのがわたしの常だが、分散減目は過去に調べ済みである。チョッキにもなるノースリーブを編んだときに分散増し目について調べたついでに、分散減目も調べてノートにまとめていたのだ。
たかが2目を増やす方法を調べたついでにこんなことまでまとめるというのは、人によっては「今やんなくてもよくね?」と思うかもしれない。 でも「必要になったときに改めて調べる」という手間を省くためには、「ついでにやっとくか」という発想はかなり有効なのだ。どうせ着るものを編んでいればいつかは分散減目が出てくるだろうし、あとから「むかし見たけどあれどこに載ってたっけ」となるのはめんどくさい。
で、さっそく計算。
ノートの下部の「まとめ」に書いた自己流の公式にのっとって計算したら……
・「6目めと次の目を2目一度」を17回
・「5目めと次の目を2目一度」を9回
いきなりすごい数字だな。
これで合っているのか不安になったが、基礎本をもはや信じられなくなっているので開きもせずにこれでなんとかしようと試みる。不信感ほど厄介なものはないと痛感。でも払拭できないから自力でなんとかしよう。たとえ正解ではなくても、自分の納得いく結果になればそれでいい。
それにしても、17回の減目の間に9回分を均等に突っ込むってどうすればいいんだろ。9の2倍は18で、17回とほぼ同じ数字になるから、「6目めと次の目を2目一度」を2回やったら「5目めと次の目を2目一度」を1回やればいいのか? 頭が弱くてよくわからない。
数字が大きいときは半分とか3分の1とかに割ればいいのだけれど、残念ながら17は素数。小数点以下がある数字で編み目をどうこうするのはさすがにハードルが高い。というか、実際の目数は整数だから小数点以下のある数では意味がない。
どうしようかな。
図で考えようにもどう書けばいいのか。
……よし。
手近に出しっぱなしだった目数リングを並べて考えた。小学生の算数セットかこれは。
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そうか、模様があると「ここで減らす」が明確になるんですね! 今回は模様はないうえに(裏メリヤス編み)、極小パンチパーマを散らしたみたいな糸なので、どこで減らしても見分けがつかなかったかも……。
わたしはピンで目印をつけると外すときにもたもたするので(つけたまま編んでもいいのかもしれないけど何か不安で)、極度に集中して数えていますw 減らす位置をメモに書いておいて、減らす→メモにマル→減らす→……という。
ちゃんと計算したら、どうせなら、きっちり同じ間隔で減らし目したいですよね。
縄編みなどの模様編み同士の境目でする減らし目は、きっちり指定された位置で減らし目をしないと模様がうまくつながらなくなりますが、片方がメリヤス編みになるような編地の場合は、6目目と5目目の減目を混ぜても、6目目で減目を17回したあと、5目目で減目9回しても出来上がりにさほど変わりはないので、そこは気にしなくなりました(笑)
ただ、先に減らし目をする個所にダルマピンなどで印をつけておくと、数え間違い、減目忘れがなくなるので、おススメです( ´艸`)