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9月が終わる

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 まだあと半月もあるが、「まだ」はあっという間に「もう」になる。だから「まだ」の時点で「もう」のつもりで考えていた方が、ショックは小さい。と思いたい。
 ちなみにこないだ編み始めた靴下は、なかなか「もう」にならずに「まだ」である。
 まだ、編み始めた日の状態で止まっている。まだ、最初の片方のゴム編み部分……


 何はともあれ、いつだかに書いた編み物計画をここで振り返っておくべきだろう。
編み物計画(かなり無理) | ハチドリの記

編み物計画(かなり無理) | ハチドリの記

 計画といっても、なかなか疑わしい。「こうなったらいいな」の割合が8割くらいだ。それで計画と称してしまうのもどうかと思うが、まあ、計画である。  まずは編み始めたばかりの半袖プルオーバー。それから母に贈るあみぐるみ。このふたつはすでに進行中、いや、あみぐるみは未着手か……「進行中...

 まだ半袖プルオーバーがろくすっぽ進んでおらず、本を読み始めたら編み物が完全放置になると思い知る前に書いたこの記事。
 未着手のあみぐるみが「進行中またはそれと同然」って……この時点では、プルオーバーの合間に編むつもりでいたからこんな書き方をしたのだが、実際はそれどころではなかったな。
 「着るものは一極集中でやれ」が今のところの方針だ。どうやら大きなものは他のものと並行して進めない方がいいのだとわかった。気分転換とかなんとか理由をつけても意味はなく、早く完成する方に意識が行きがちになってしまう。
 要は、終わっていないことがあると落ち着かなくて、早く「あとやることなんにもない」な状態にしたくなるらしい。そんな性格だったっけ?

 ともあれ、プルオーバーは予定通りに完成。あみぐるみはこれから。

 靴下は……おかしいな、この記事に載っている靴下のあとにもう1組編んだよな……うん、大きなものを編むときは完成するまで新たに別のものを編み始めるべきではないな。
 どうしても逃避したくなったらグラニースクエア程度のものにしよう。いや、でもこれが完成したら(いつ完成するのか見通し不明だが)どうするか。そのときは、この本のモチーフを編むか。
 編み始めたら夢中になりそうな気がして控えていたが、「1日1枚限定で載っているのをぜんぶ編んでみる」とか、ルールを設けてやるしかない。

 で、10月からはどうするか。

 まずフェアアイルの練習は予定通り。この本に沿って進めていく。
はじめてのフェアアイルニット | 書籍 | 小学館

はじめてのフェアアイルニット | 書籍 | 小学館

イギリス北部・シェットランド諸島の伝統ニット、フェアアイル。たくさんの色を使う繊細な編み込み模様はかわいい反面、編むのはむずかしそう…と思えるかもしれません。そ…

 問題は、本で使用されている毛糸をどうするか。

 本に載っているゲージはまちまちというか、同じ毛糸であればどの本でもゲージが同じになる、というわけではないという。作品の仕上がり具合(編み地がかっちりするか、くったりするか)やデザイナーの手の加減などによって変わるものなので、本の通りに仕上げたいのであれば毎回ゲージを取った方がよいのだそうだ。
 それを考えると、編み込み模様の編み地の風合いを知らない身としては、本の通りの毛糸でゲージを合わせるのがいいような気がする。おおよそ同じくらいの太さの毛糸で編むよりも、まずは練習なので本の通りにした方がよいのではないかと。

 だがうちの近所では調達が難しそうな毛糸ばかりだ。まずはどこで取り扱っているのか調べて、……めんどくさいが、初心者だしな。一度くらいきちんとやるか。

 それと同時に新しい編み方の靴下を編む予定だったが、模様編みであれだけ苦労したのだから模様編みはもっと大変かもしれないので、いったん保留。余裕があればやるし、なければいつも通りの靴下を合間に編もう。
 まあ、簡単だろうと難しかろうと、しばらく編み込みにはまり込むだろうな。

 アルネ&カルロスのクリスマスKALは今年はないそうだが、2024年版のアドベント靴下を昨年のKALのように毎日少しずつ編むつもりなのでこれも予定通り。

 なお、サイズ調整というわりと緊急の課題については、参考にする本が届いてからでなければ方針を決められないとわかった。だからまたそのうち考える。

 とりあえず10月からは編み込み模様一色になりそうだ。勉強途中でアドベント靴下を編み始めることになるが、去年のやつとどのくらい出来が変わってくるのか見ものでもある。