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変則ゴム編みの作り目再考

 いま編んでいる靴下は、初のゴム編みの作り目で編んだ。ただし全体が変則ゴム編み(表目2・裏目1)なのでどうやるのか頭を悩ませ、まあそれなりにな方法を見出したものの完全に満足はしていなかった。もうちょっといい方法があるんじゃないか?と。

 靴下を編み進めたいという欲望に負け、更に追究する前に編み始めてしまったが、もう片方はそのあとに見出した方法で作り目をやってみることに。

 平編みで検証したときは、表目2・裏目1を「棒針にかかっている目を裏編み・シンカーループと棒針にかかっている目を裏目の2目一度・シンカーループを表編み」という順序。
 靴下は表を見て編むので、かぎ括弧内の目の表と裏を逆にすればいいのだ、というのはすぐわかった。

 問題は、靴下は輪にして編むということである。
 輪にすると、最初のどの時点でどのシンカーループを拾うのかが正直よくわかっていない。今まで見た動画を思い返してみても、それをそのまま適用してよいものか。平編みのときに最初に拾うシンカーループ未満の糸(下図の黄色い糸じるしがついている部分)は輪にするとどうなるか?
 輪に編むゴム編みの作り目で、シンカーループを拾う方法の説明をどこかで見たはず……と記憶をさらってみた。

別糸を使ったゴム編みの作り目を輪編みに応用

別糸を使ったゴム編みの作り目を輪編みに応用

 前々回と前回の続きです。前々回の記事では、別糸を使ったゴム編みの作り目について、やり方を詳しく書いています。    前回と前々回で紹介した別糸を使ったゴム編みの作り目は、平編みを想定したものでした。


 この記事では1目めと2目めの間のシンカーループを拾っていると解釈して、そしてまた次なる問題にぶつかった。

 今回の変則ゴム編みの靴下は、元の記事はマジックループで編む編み方である。

履き口から編むくつ下の編み方覚書

履き口から編むくつ下の編み方覚書

 ここのところ52 Weeks of Socksプロジェクトをやっているため、くつ下をたくさん編んでいますが、自分で考えた超シンプルなくつ下はたまーにしか編みません。つま先から編むくつ下は自分のパター


 で、全体は表目2・裏目1の繰り返しなのだが、編み始めは表1・裏目1で、編み終わりは裏目1・表目1である。つまり「表目2・裏目1」のセットが編み始めと編み終わりの部分にまたがる。
 そうなると、わたしのやろうとしている変則ゴム編みの作り目も、編み始め部分は「棒針にかかっている目を裏編み」ではなく「シンカーループと棒針にかかっている目を裏目の2目一度」でやらなければならない。

 となると、1目めと2目めの間のシンカーループではなく、平編みでシンカーループ未満になる糸を拾って2目一度?

 ええと、どうしよう。