このところ最高気温が36度とか37度とか、体温かなという毎日。でも去年ほどではない気がするのはなぜだろう。
1年前は熱をはらんだ空気が全身を包んでいるかのような暑さだった記憶があるが、今年の夏は熱風というほどではない風も吹いていて、駅に向かう朝は穏やかとすら思える暑さだ。
しかし、もちろん汗はかく。
これでもかというくらいで、冷凍庫に放り込まれた魚の切り身の気分を味わえるくらい猛烈な冷房をきかせている電車に乗っても汗は止まらない。全身から汗が延々と出続ける。
だから今日もこんな服。
相変わらず、ウール100%のノースリーブが手放せない。家を早めに出るようにしたので冷凍切り身の気分は以前よりもだいぶ短時間で済んでいるが、今朝は電車が遅延したためけっこうな時間ずっと冷やされ続けていた。でも吐き気を感じることはなく、やっと到着した乗換え駅で降車するまで無事だった。 会社に着いてからも、冷房のききすぎている会議室で数時間過ごしても問題なし。むしろシャツから出ている腕が冷えてしょうがないくらいで、以前のようなぬれ雑巾に全身を包まれて冷やされているかのような不快感はゼロ。
編んでよかった……。
ただし、身頃のゆとりは相変わらず落ち着かない。汗を吸い取ってくれるがダブダブした感じがふとした時に気になってしまう。
70年代の編み物本をひっくり返してみたところ、身体にぴったり沿わせるには身頃の内側にダーツを入れるのが定番のようだった。
こうしないと駄目なのか。難しいな。でも70年代の本は本当にぴったりしたデザインで理想的だ。頑張りたい。でも、どうしたもんだろう。 そんな風に考えては難しいなと悩んでいたが、あれこれ検索していたら「ウエストシェイプ」という言葉にぶつかった。要はくびれのことだろう。そうか。こういう方法でもいいのか。
確かに70年代の本もまずウエストシェイプのない服など見当たらない。上図の例だとダーツを入れたうえにウエストシェイプもあってどれだけゆとりを減らしたいんだという感じだが、まあ、少なくとも当時は(手持ちの本では)これが当たり前。脇がまっすぐのデザインもわずかにあるが、よく見たらウエスト部分に「ゲージを詰める」という指示がされていた。70年代すげえな。
ゲージを詰めて狙いの身幅にするのは難しいが、ともあれウエストシェイプだ。
手元にある新しめの本は70年代的な細身デザインの服など載っていないので、もうこうなればノースリーブを着て余計な部分を洗濯ばさみで挟んで仮縫いをして、それで身に沿うよう目の増減を図におこすしかない。それで増減をする段をほどき、部分的に平編みをして最後に脇をすくいとじ……でいいんだろうか。
なんか荒技だなあ……でも仕方ない。どうせ上に何かを着る前提のノースリーブである。今すぐ応用できるような参考編み図もないので、こういう方法で問題を解決して次につなげるしかないのだ。
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